大安とは、六曜の一つで、日本の暦において吉日とされる日のことです。六曜とは、日本の伝統的な暦法で、月の動きに基づいて吉凶を判断する方法です。六曜には、大安、赤口、先勝、友引、先負、仏滅の6種類があります。それぞれの意味や特徴は以下の通りです。
六曜の意味と特徴
- 大安:最も吉とされる日で、何事も成功すると言われています。結婚式や引っ越し、開店などの大事なことをするのに適しています。
- 赤口:午前中は吉で午後から凶とされる日です。午前中に用事を済ませるか、午後から始めることを避けると良いでしょう。
- 先勝:午前中は吉で午後から凶とされる日です。赤口と同じく、午前中に用事を済ませるか、午後から始めることを避けると良いでしょう。
- 友引:友人や親族との縁が切れやすい日とされる日です。結婚式や葬式などの人間関係に関わることをするのに不向きです。
- 先負:午前中は凶で午後から吉とされる日です。午前中に始めることを避けるか、午後から始めることを心がけると良いでしょう。
- 仏滅:最も凶とされる日で、何事も失敗すると言われています。結婚式や引っ越し、開店などの大事なことをするのに不向きです。
大安の由来
大安の由来は、インドでは「大吉」と呼ばれていた日が中国に伝わった際に「大安」と音読みされたことによると言われています。中国では「大安」は「大きな平安」を意味し、災難や邪気がなく、安定した日であると考えられました。日本には平安時代に伝わり、江戸時代には庶民にも広く普及しました。
大安の効果
大安の効果は、科学的に証明されたものではありませんが、心理的な影響は大きいと考えられます。人間は自分が幸運だと思うと、ポジティブな気持ちになり、自信や行動力が増します。逆に不吉だと思うと、ネガティブな気持ちになり、不安や消極性が増します。このように自分の思い込みが現実に影響することを「自己成就予言」と言います。大安は自己成就予言の効果を利用したものと言えるかもしれません。
大安は暦の上で決まった日ですが、それだけではなく、自分の心の中で決めることも重要です。毎日が大安であると思えば、毎日が幸せになります。自分の人生を自分で切り開くことができるのです。
2023年の大安
2023年の大安は、以下の通りです。
1月:3日(火)、9日(月)、15日(日)、21日(土)、26日(木)
2月:1日(水)、7日(火)、13日(月)、19日(日)、23日(木)
3月:1日(水)、7日(火)、13日(月)、19日(日)、25日(土)、31日(金)
4月:6日(木)、12日(水)、18日(火)、22日(土)、28日(金)
5月:4日(木)、10日(水)、16日(火)、21日(日)、27日(土)
6月:2日(金)、8日(木)、14日(水)、18日(日)、24日(土)、30日(金)
7月:6日(木)、12日(水)、23日(日)、29日(土)
8月:4日(金)、10日(木)、20日(日)、26日(土)
9月:1日(金)、7日(木)、13日(水)、18日(月)、24日(日)、30日(土)
10月:6日(金)、12日(木)、17日(火)、23日(月)、29日(日)
11月:4日(土)、10日(金)、14日(火)、20日(月)、26日(日)
12月:2日(土)、8日(金)、13日(水)、19日(火)、25日(月)、31日(日)
まとめ
大安は吉祥な兆しであると同時に、「自分自身が幸せを掴むために努力する」という姿勢を忘れないようにしましょう。2023年の大安を参考にして、素晴らしい一年になりますように。